バクチク現象

80年代後半、彼らのデビュー戦略は見事だった。
デビュー前から、当時その手のユーザーからしたら唯一の情報源の雑誌「宝島」に
絞った宣伝広告は、桜井のビジュアルを全面に押し、
更には街中に張り巡されたステッカー。
西新宿あたりでは、いたるトコに貼ってあった。
良し悪しは別として…文字通りに告知ステッカーなのに
カッコよかった。

 

鳴り物入りでインディーズデビューしたレーベルは
当時でも割りと地味かつ、バンドカラーしたら想定外の
「太陽レコード」からのリリース。
しかも全盛を誇るビートパンクに寄せたテイストの
楽曲2曲をぶち込んでくるあたりは確信犯。

BUCK-TICK 「To Serach」 ’86年

 

翌年、更に「バクチク現象」煽る告知と同様のゲリラステッカーが
街中に溢れていく中、1stアルバムリリース。

BUCK-TICK 「Hurry Up Mode」 ’87年

今にして思えばなぜ売ってしまったのか…と後悔が絶えない
名盤だったと思います。
今井氏のこのギターは当時も今もやはり異質で、一聴すると
80年代のUKのギターサウンドに聴こえますが、実際のプレイと
フレーズの違和感が絶妙すぎる。
出身地やそのルックスからBOOWYフォロワー的にみられがちですが
音楽的には比でなくB-Tの方がヘンテコでカッコいい。

30年前の楽曲とは思えないよね。コレ。

現在もメンバーチェンジすらなく一線級として、
活動する先鋭的なバンドですが、最初からしてすでに
カッコよかったのだ。

 

 

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