ALICE CLARKという多幸感

ALICE CLARK。72年にNYのJAZZ系のレーベル「メインストリーム」
から唯一アルバムをリリースした女性ソウルシンガー。
本当にこの作品しか正式な音源を残しておらず、90年代の
レアグルーブによりコンピに収録された事で、本当に隠れた名盤として
多くのマニアが狂喜し、こぞってレコ屋を駆けずり回った作品。

全体にポップでシンプルでかなり聴きやすく、楽曲もキャッチーという部類に
はいると思います。アルバムにプレイヤーのクレジットもなく、
様々な憶測で情報が飛び交っているのも、なんだかミステリアスで楽しい。
アリスのボーカルもゴスペル上がりを思わせる伸びがあり、癖はないけど
印象に残る声で静かに歌い上げる雰囲気。かと言ってしっとりでもなく
透明感がある、飲みやすい日本酒のようです。

72年という背景もあってか、多くの作品やアーティストに埋もれてしまったのでしょうが
個人的にはアレサのアルバムよりも断然好き。
FREE SOULに収録され、発掘のきっかけとなった
A-5「Never Did I Stop Loving You」。こんな完璧な曲ってあるの?ねぇ?
中域の艶と透明感のあるアリスの歌声は勿論、随所に挟んでくる
パーフェクトなホーンアレンジ、自由にウネりを上げるベース、そして本当に
気持ちのよいお手本のようなドラム。
一生好きでいられます。多分この世界で一番好きな曲。
この曲と日本酒、そして友人たちとの会話があれば何も要らん。
それだけあればいい。

あゞ…これが多幸感。

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