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HILLBILLY BOPS。。。
80年代のロックシーン、特にロカビリー界隈ではその枠を飛び越えて絶大な
人気を誇った彼らの音楽は、分かりやすいほど、初期-中期-後期と一聴するだけで
そのサウンドの変化が分かるのですが、実はその全てがキラキラと煌めき
そらもうキュン死しそうなほど、この季節にマッチする。

彼らの人気と演奏力と音楽とそのパーソナルは様々なミュージシャンにも愛され
キヨシローの宮城への愛情は楽曲提供以外でも随所に感じられていた気がする。

様々な動員記録を塗り替えたインディー時代…世の中はザ・チェッカーズが席巻していたが微妙にかぶるようで実は異なるロカビリー+歌謡曲+POPSという黄金のレシピからなる楽曲やサウンドプロダクトは前者に比べ攻撃的かつ繊細。
ボーカリストの甘い声とルックスという共通点はあったものの、ウッドベース使いの
川上がポイントになり、よりコアな音楽ファンに指示されたのかもしれません。

当時から軟弱ロカみたいなレッテルで硬派でゴリゴリのロカファンに嫌われていた
その歌詞ですが…今聴くと…あぁ。タマラないほどにアレだ。切ない。
そしてギターワークやその音色は完全にネオロカを通過したNWでブリットな音色。
ちょっと違うけど、The Smithsのモリッシーのソロ(92年頃)に通じるアプローチなのでは?
と過大評価してみたり。
この辺りの楽曲は当時のブリットポップ、ロックあたりに近い感触で、普遍的に聴ける名曲だと思ってます。

絶好調期にVo.宮城の死というまさかの事態を様々な思惑や想いで突入した
新Vo.横山を迎えた2期目は…正直散々な結果だった当時ですが、
これも今改めて聴いて驚いた。すげぇ。代表曲であるこの2曲。

前者はThe KEYSの「World ain’t turning」バリのインストから始まり、TOM☆CATテイストのUSパワーポップのようなサビと展開に身を乗り出してしまうド名曲。

後者は初期の彼らのロカビリーという音楽を横山の歌唱力、新メンバーのメリーに引っ張られ旧メンバーが覚醒したかのような全く聴いたことのないロカビリーにまで昇華した快作。
これはこのスタイルのまま続けていって欲しかったと今になって思います。
ですが、HILLBILLY BOPSという看板を背負って続けるには
このルックスとバンドが醸し出す雰囲気で、宮城期の楽曲を演ってもやはり厳しかったのでしょうね。

軟派でチャラついているイメージの宮城期。
聴けばあくまでも初期の戦略イメージの数曲だけで、作品を重ねる毎の
楽曲成長度がハンパない事。
悲しみを踏ん張ってリスタートの横山期。初期ファンは相当離れ、酷評されていたが
実は、様々な事を音楽につぎ込んだような当時にしては先鋭的かつ
やはりロカビリーバンドだという自負に溢れている神々しさ。

ようやくこのバンドを芯から好きなんだなぁ…と気が付いた2017 Summer time。

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