the get up kids

90年代後半、全世界中のロックバンドの中で最も
輝いて、文字通り疾走したバンドだと思ってます。
初期作品の頃から日本でもパンク,オルタナファンから
かなりの賞賛と注目を浴びていましたが、初期のライブ
映像から伺える、USHC経由のDISCHORD、
HUSKER DU/SUGAR辺りを経由したゴツゴツとしたサウンドと
卓越したメロディセンスは更にポップパンクファンをも
巻き込んでアッという間に人気に火がついたように思います。

 
当時の所謂EMOブームの後押しも大きかったとは思いますが
大手「VAGRANT」と契約後のリリースとなった屈指の…いや
稀代の名作「Something to Write Home About」のリリースをきっかけに
ビッグネームの仲間入りになる程のブレイクを見せることに。

シングルカットされた「Action & Action」
この青臭さとこの声、サビ入り前のリズム展開、大合唱せざるを得ないメロディ。
落ちパートからせり上がってくるこの激情感。
どうっすか?
こんな曲がゴロゴロ入ったアルバムなんてざらにない。

 

さらに、イントロの5秒だけでゾクゾクさせ、終始高揚感で包まれる名曲「Holiday」
から始まり緩急をつけた珠玉の曲しか詰まっていない全12曲は、
18年経って更に偏屈で卑屈でさもしいジジイになった自分に、
音楽としての正論を突き付け、様々な想いを掻き立ててくれる。

メンバーも肥えてしまい佇まいもアレ…になってしまったこのライブですら
この楽曲の持つ力は伝わってきます。
00:30付近で一瞬映る、最前列で拳を握り、叫び、歌う白Tの青年…
コイツは多分オレの分身だ。

 

正直、この時点でバンドはほぼ完成してしまったようにすら思え、
今作同様の作品を作り続ける事はロックの歴史が許さなかったのかもしれない。
本当にクラクラする眩さを放ちながらこのバンドは駆け抜けた。
それでいいのだ。

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