ステッカー作りは簡単!作り方と綺麗に仕上げるコツを紹介
パソコンやペンケース、車のウインドウなどに自作のオリジナルステッカーを貼りたいと思った事がある人はたくさんいるでしょう。しかし、作り方が分からなかったりハードルが高そうな気がして諦めてしまう人が多いのではないでしょうか?
難しそうに感じるステッカー作りですが、実はそれほど難しいものではありません。やり方さえわかればコツを掴むのも簡単です。
今回の記事ではオリジナルステッカーの作り方や必要になる道具などを紹介します。
この記事を参考に、満足のいくオリジナルステッカーを自作してみましょう。
オリジナルステッカーの作り方
まず初めに、ステッカーの作り方を紹介します。オリジナルステッカーを自作するにあたって、必要な道具がいくつかあるのでそちらも含めて紹介します。必要な道具と言ってもすでに多くの人が持っているものや、買い物に行けばすぐに手に入るものばかりなので安心してください。
まずはステッカー作りに必要な道具から見ていきましょう。
スマホorパソコン
オリジナルステッカーを自作するためには、ステッカーの元となるデザインデータを用意する必要があります。そのため、デザインデータを作成するためのパソコンやスマートフォンなどの電子機器は必ず必要です。
電子端末でデザインデータを作成する際には、PhotoshopやIllustratorなどのサービスを利用すると作業が捗ります。これらのサービスなどについては後ほど解説します。
ステッカーの元となるデザイン
パソコンやスマートフォンが準備できたら、次に必要になるのはステッカーの元となるデザインです。用意した電子機器でオリジナルのデザインデータを用意しましょう。
プリンター
ステッカーを印刷するためのプリンターも必要です。家庭で使われているプリンターには「インクジェット」と「レーザー」の2種類があります。液体インクを使用して印刷を施すインクジェットプリンターが主流ですが、熱で溶かした粉インクを使用するレーザープリンターを持っている人もいるでしょう。
後述するステッカー用紙にはインクジェットプリンター専用のものなどがあるので、事前に確認しておくようにしてください。
市販のステッカー用紙
デザインを印刷する土台となるステッカー用紙も用意しておきましょう。ステッカー用紙は市販のものがたくさんあり、最近では100円ショップでも簡単に手に入ります。ステッカー用紙は白や透明のものが一般的で、光沢のあるものからクラフト紙でできているものまで種類がとても豊富です。作りたいオリジナルステッカーの特徴や用途に合わせてステッカー用紙を選ぶのも自作をすることの醍醐味と言えるのではないでしょうか?
カッター(デザインカッターがおすすめ)
印刷したデザインを形に沿って切り抜くためには、カッターも必要になります。ハサミでも切り取ることは可能ですが、曲線や細かな部分ではカッターの方が利便性が高いです。また、より正確に切り抜きを行うためにはデザインカッターの使用をおすすめします。
デザインカッターだと刃先がぶれにくいので、より細かな作業が可能です。
カッターマット
カッターを使用する際には必ずカッターマットを使用するようにしましょう。カッターマットを敷いて切り抜きを行えば、土台が安定するので作業効率が上がります。土台が安定すると、手先が滑って怪我をしてしまうリスクも軽減します。また、カッターマットを用いれば刃先で机を傷つけてしまう心配も必要ありません。
これらの理由から、カッターマットの使用は必須と言えるでしょう。
ステッカー用のデザインを用意
必要な道具が揃ったら、ステッカー用のデザインデータを用意しましょう。デザインデータを作成する際に使用するのはパソコンでもスマートフォンでもどちらでも大丈夫です。パソコンの場合は「Canva、illustrator、Photoshop」を使用することをおすすめします。Canvaは無料で使えるグラフィックデザインツールで、パソコン端末があればどこでもデザインを作成する事が可能です。Canvaには無料で使用できるテンプレートやフリー画像がたくさん用意されており、デザインを0から作成することに慣れていない人でも簡単にデザイン作成を行うことができます。
illustratorは線や色を用いて0からデザイン画を描いたり細かなレイアウトを付け加えるためのソフトになります。Photoshopは写真や画像の色味や彩度、傾きなどを補正することができるソフトです。illustratorとPhotoshopを併用すれば、デザインデータ作成において多くの細かな編集をすることができます。
スマートフォンを使用する場合、「切り抜きプロ」や「ラベル屋さん」などのスマホアプリを用いれば作業効率がアップするのでおすすめです。切り抜きプロは写真や画像から背景を切り抜き、合成写真用の素材として使用することのできるアプリです。
元の画像から使いたい部分だけを切り取り、アプリで用意されている背景と組み合わせれば、すぐにオリジナルデザインが作成できます。ラベル屋さんは、プリント用紙メーカーのエーワンが提供しているアプリです。無料で使用することができ、豊富なテンプレートや画像素材と組み合わせてオリジナルデザインが作れます。
操作方法が簡単な点もメリットの1つです。
各種設定を確認してプリンターで印刷
デザインデータとステッカー用紙の準備ができたら、いよいよプリンターでの印刷作業に入ります。ステッカー用紙に印刷する場合は、印刷設定を普通紙から厚紙や膨潤紙に変更してから印刷しないといけない場合があります。ステッカー用紙やプリンターの機種によっても異なるので、事前に下調べをしておくようにしましょう。また、いきなりステッカー用紙に印刷するのが不安な方は1度普通紙に印刷してみて、出来栄えを確認してからステッカー用紙に印刷すると良いと思います。
インクが乾いたらカッターでカット
ステッカー用紙への印刷が終わったら、すぐに次の工程に移るのではなく、まずはインクをしっかりと乾かしましょう。インクが乾いたことを確認したら、カッターで好みの形にカットしていきます。ステッカーをカットする際には、デザインの外周に数ミリの余白を残すことで綺麗に仕上がります。この工程は細かな作業が必要になるので少し難しいですが、焦らず慎重に行えばうまくカットできるはずです。
完成!
これらの工程が終わればオリジナルステッカーは完成です。お疲れ様でした。上手にできましたか?うまくできた場合もそうでなかった場合も、自分で0からオリジナルステッカーを作る楽しみを感じられたことでしょう。
きれいに仕上げる!ステッカーを作る際の注意点
オリジナルステッカーの自作に成功したら、次はさらに綺麗な仕上がりのステッカーを作りたくなるはずです。ステッカーをきれいに仕上げるためには、注意すべきポイントがいくつかあります。
防水性
パソコンなど普段濡れることのないものに貼るステッカーなら問題ありませんが、車などに貼るためのステッカーを自作するなら雨に濡れることを踏まえて素材を用意するようにしましょう。耐水性のステッカー用紙は一般的に販売されていて、この素材を使えばステッカーが濡れてもインクが滲みにくいです。また、保護フィルムを貼る場合はステッカーの外周に余白を残して切り取ることでより防水性が高くなります。
表面をきれいにする
ステッカーを貼る前には、必ず貼りたい部分の表面を綺麗にしておくようにしましょう。貼り付け箇所がゴミやほこりで汚れていると、剥がれやすくなったりステッカーが凸凹になったりしてしまいます。
車やバイクのヘルメットなど、外で使用することの多いものは特に埃などが付着しやすいです。ウェットティッシュやクリーナーなどを使ってしっかりと表面を拭き取ることが大切です。
安全面
何より大事なことは、安全面を確認しながら作業を行うことです。せっかくのステッカー作りでも、怪我をしてしまえば楽しい時間が台無しになります。カッターを使用する際にはカッターマットを併用し、必要であれば軍手などを着用して怪我のリスクを減らしましょう。とは言え落ち着いて作業を行えば、それほど危険なことはありません。
本格的に作りたい方はステッカー制作業者に依頼するのもおすすめ
オリジナルステッカーを自作するのも良いですが、業者に作成を依頼するのも1つの手です。業者に依頼した場合、自分で印刷をしたり切り抜きを行う必要もなくなるので、かなり手間が省けます。また、業者はステッカー作りのプロなので、仕上がりのクオリティは自作のものよりも高くなります。自作するのとは違い、失敗した場合の心配をする必要がないこともメリットの1つです。
業者に依頼する場合だと数十枚〜数百枚単位で発注することもできるので、持ち物全てにステッカーを貼りたい人や友達の分もステッカーを用意したい人には業者の活用がおすすめです。
ステッカーの作り方についてのまとめ
今回の記事ではオリジナルステッカーの作り方から必要なもの、注意点などについて解説しました。難しそうなイメージのあったステッカー作りも、意外と簡単に感じたのではないでしょうか?ステッカーは、既に持っているものや市販で簡単に手に入る物だけで作ることができます。ステッカーを自作したい人と考えている人は、この記事を参考にしてぜひステッカー作りに挑戦してみてください。