色の持つイメージを知ってステッカーデザインへ
こんにちは、WEBマーケティング部の沼倉です。
今日はデザインに関して重要な色のお話です。
色の組み合わせは見る人へ様々な心理的影響を与えます。
今日はその中で基本となる6つの要素について御送り致します。
①軽重感
同じ洋服のイラストですが、左は軽く、右は重く感じます。明度の低い色は重く、明度の高い色は軽い印象を与えます。
②進出後退
上段左の図は中央が進出し、上段右図は中央が後退して見えます。また下段左図は凹んでいるように見え、下段右図は出っ張っているように見えます。暖色系の色は進出し、寒色系の色は後退して見えます。また暗い色は後退して、明るい色は進出して見えます。
③興奮鎮静
赤・赤紫・オレンジの高彩度の色はいきいきとした興奮感を伝え、青・青緑・青紫の低明度、低彩度の色は沈静感を伝えます。医者の手術服が低明度の緑や青なのはこのためです。
④膨張収縮
左は中央が大きく近くに、右は中央が小さく遠くに見えます。寒色系の低明度色は収縮性があり、暖色系の高明度の色は膨張性があります。
⑤明度対比
同じ星でも右の方が明るく見えます。これは地色の黒と星の黄色の明度差が大きいためです。対比される2つの色の明度が大きいほど、より明るく、またはより暗く見えます。スーパーなどで売られているトマトがここ最近黒のトレーに変わったのは、この効果を利用してトマトの赤を際立たせるためですね。
⑥色相対比
中央のオレンジはAとBで同じ明度・彩度をもつオレンジですが、Aの方が黄色っぽく、Bの方が赤っぽく見えます。
いかがでしたでしょうか。
色は単独で見た時と2つ以上の色を合わせてみた時では見え方が異なってきます。
これらの効果を考えながらステッカーのデザインをすることで、より見る人に訴えかけるデザインが可能となります。
ステッカーデザインの際にはぜひご一考くださいね。
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