The DEVIL DOGS

このなんのてらいもないド直球でアレ丸出しのバンド名。
彼らを知ったのは多分10代の最後かな...西新宿にあった
素晴らしきレコード店「バーンホームズ」だった。
この頃はパブロック、サイコビリーを聴き漁っていたのですが
店内で流れていたこのサイコーのロックに耳とハートを
掴まれるのに1秒かからなかった。
スピード感1000%増しで、ゴリゴリのパンクにした横浜銀蠅みたいだ!
と熱狂したのは遠い過去ではない気がしています。

この1stアルバムですら圧倒的な内容だったのにその翌年に
金字塔ともいえる2ndアルバムをリリース。


この冒頭を飾る「North Shore Bitch」のドライブ感と
楽曲のキャッチーさたるや...。3匹の狂犬はキャッチーさをも
身に着けケルベロスと化してしまった。
ラストのFreddy Cannon の神をも恐れぬ凄絶なカヴァー「Palisades Park」
は悶絶級のドライヴィンパンク。カヴァーのチョイスもアメリカ人らしくて
堂々とバカバカしく素晴らしい。

数々のシングルと92年のアルバムを挟んでリリースされた
最高傑作の4thアルバム。このスタイルを続けて作品を積み重ねる事の
難しさを鼻で嗤うような極限スタイルのパンク。
丁度この頃にはバイトながらレコード屋で働き出した頃で、国立という
微妙な場所にも関わらず、必至コイて今作を売ろうとしてたなぁ。

思えば彼らの登場があったからこそ90年代一部で多くのファンを獲得した
CRYPT records周辺のガレージパンクに繋がったんだよねぇ。
最近自宅で、この辺りの音源を引っ張り出して聴いてますが、
やはりこのバンドは圧倒的に別格ですな。90年代の裏ロックシーンの殿堂だと思います。

ラストはエルヴィスのカヴァーでどうぞ。

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