Ted Leo And The Pharmacists

80年代後半に活動してしたNYHCバンドCitizens Arrestのメンバーで
後にChiselを結成する中心人物。
元々そんなに興味はなかったんですが、このTed Loe and The Pharmacistsが
まだ勢いのあったレーベル「LOOKOUT!」からリリースされたをきっかけに
聴いてみたのがきっかけでした。

ぶっとぶようなインパクトのある作品ではないものの、本当にSOUL PUNKという
言葉がしっくりなじむような味と聴きこむほどに心地良い作品で一時期は
毎日聴いてたような。
中期以降のThe JAMを思わせながらも、アメリカ的なビート感のあるMODS的な
アプローチは新鮮で、自然とルーツバックしてChiselを聴きこむ事に。


Ted Leo名義の作品よりもグっとパンク色は濃く、シンプルである意味
ニッチでカルト的な人気がある事が納得出来る名作。
特に2曲目~3曲目の繋ぎのセンスは打ち震えます。
Chiselに影響を受けた(と思われる)日本のバンドも多く、
所謂90年代のライブハウスシーンの中で一番、
面白かった西荻シーンを筆頭にセンスの塊のようなカッコいいバンド達は
このChiselやThe Van Peltなどのエッセンスを取り込んでいたように思います。
(Twinkle<ex-FRUITY>なんてその筆頭だったのかな?キラキラ感が今聴いても最高!)

 

2003年、3rdアルバム「Hearts Of Oak」(本当に名作!)リリースタイミングには
まさかの来日も果たし、新宿JAMなんて身近なフィールドで観れたことは当時ならでは
だったのかな...。正直衝撃的なライブではなかった気もするが、淡々と、かつダンスミュージックとしか言いようのないリアルSOUL PUNKなステージだった。
終演後に「この世に現存するNo.1のMODバンドだ!」なんて本人に偉そうに言ったオレに、はにかみながら握手してくれた事は忘れません。

ダサさや泥臭さも含めポール・ウェラーより100倍好き。

 

 

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